プログラミング・AI活用を習得したIT人材を育成し、企業の生産性を高める

課題

多くの企業でDXが要とされ、IT人材育成・リスキリングが急務となっています。ジクタスはその中でも、プログラミング人材の育成を支援するプロダクトです。プログラミングができる人材を社内に増やすことは、施策の内製化につながり、企業の生産性向上と、従業員のより良い働き方へとつながります。

しかしながら、企業が行うIT人材の育成には、次のような課題が存在しています。

（1）既存業務と調整しながら質の高い研修を提供しなければいけない

多くの場合、リスキリングは既存業務と並行して行われます。集団講義型の場合、企業は日程調整や経験豊かな講師のアサインが思うように進まない、受講者は講義の時間に拘束され、時間が有効活用できないといった問題がありました。

（2）基礎学習での挫折・進捗の差に対応しなければいけない

未経験者がプログラミングの基礎学習を行う際には、独特の概念の理解やエラーの発生に戸惑ってしまうケースがあります。そのため、楽しみながら手を動かせる学習スタイルや教材の質が重要になります。また、集団講義型では受講者ごとの進捗の差に対応しきれず、講師が初学者の対応にかかりきりになり、学習効率が十分に上がらない問題がありました。

（3）実務レベルに到達するまでのモチベーション維持

プログラミングを実務で活用できるレベルまで引き上げるには、数ヵ月間の学習が必要です。学習を始めたての頃は上達を実感しにくい、業務とのつながりを見出しにくいといった声が聞かれます。動画の視聴などの既存のeラーニングでは、モチベーションを維持できないケースもありました。

解決策

ジクタスは上記の課題を解決する、リスキリング研修です。動画視聴＋ブラウザ上でのコーディング演習という従来のeラーニングに加えて、AIによるフィードバック機能・チャット機能が実装されていることが特長です。これにより、まるで熟練の講師がそばにいるかのような学習が可能になります。

詳しい特長は次のとおりです。

（1）AIとエンジニアのダブル体制で学習をサポート

ジクタスには、受講者が書いたコードに対してヒントを出してくれるAIの機能が組み込まれています。即座のフィードバックが学習者の学びを向上させます。この新しい学習スタイルにより、受講者は学びのスピードを最大化することができ、研修担当者は講師アサインや日程調整の負担を軽減できます。さらに、Preferred Networksのエンジニアによる学習サポートも提供しています。

（2）実績ある初心者向け教材を社会人向けにアレンジ

ジクタスにはプログラミング教室「HALLO」で使用されている教材「Playgram™」を社会人向けにアレンジした「Playgram for Professional」が含まれています。「Playgram™」はPreferred Networksが企画・開発した教材で、初学者の挫折を防ぐさまざまな工夫が施されています。既に全国約800の教室で使われており、2021年度の日本e-Learning大賞も受賞しました。

（3）20万部突破の人気書籍の著者が監修

プロンプトエンジニアリングからスタートして、実際の業務効率化まで全ての人に対応したカリキュラムをご用意しています。カリキュラムや教材は、人気書籍『ゼロから作るDeep Learning -Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装-』の著者である、Preferred Networksの斎藤 康毅が監修。同書はディープラーニング入門書として知られ、20万部を超えるベストセラーになっています。

ジクタスの教材は、汎用性が高くAI活用の要であるPythonを中心に提供していますが、今後Javaを始めとする他言語や、G検定などの各種資格に対応した教材も提供予定です。

ミッション

Preferred Networks（PFN）は、「現実世界を計算可能にする」をミッションに、深層学習などの最先端の技術を最短路で実用化することで、これまで解決が困難であった現実世界の課題解決を目指しています。

Preferred NetworksのEducation部門は、あらゆる世代に質の高いコンピュータサイエンスの学習機会を提供することをミッションに活動しています。